ゼロレクイエム―ルルーシュよ永遠なれ

あっぱれだ... 天晴れだよ、ルルーシュ。

ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアよ、永遠なれ―。
ゼロよ、ルルーシュ・ランペルージよ、安らかに眠れ...
もう壮絶すぎて言葉も出ないよ...


期待通りの見事に素晴らしい最終話(ステージ)だった。
やはりルルーシュは、コードギアスは本物だった。
まさに"終わりよければ、すべてよし"...


とてつもなく切ないけど同時に何か救われた、
という安堵感も正直な感想。確かにあれは、
「ゼロレクイエム」でしたね...(泣)
まさに、これこそが大団円!


でもまさか、文字通りの執行人であるスザク含め、
すべての憎しみが集まるところの"ギアスの対価"
を、ああいったストレートな形で行うとは...!

その意味でのリアルタイム視聴では、まさにあの場の
歴史的瞬間に居合わせた聴衆の一人に紛れ込んだ
かのように、その一瞬に驚かされ瞠目させられた。

まさに観る者の視線をルルーシュの策略
(ギアス)の元に一身に集めてしまうなんて。

(全ての内実を見せられてきているから、
実際はナナリーやスザクらと同じ心境...)



一期始まった当初から、これまでが頭ン中ぐるぐる
回って何も言えないよ...(実際まだ色々整理ついてない)

まさにルルーシュは画面を飛び越え、視聴者にまで、
本作『コードギアス』という、ギアスをかけたんだな。
(開始から一期終了まで、まさにそんな感じだった...)


「ギアスとは願いに似ていないか...」

との言葉がすべてを物語っているのですね、しかし。
スザクは愛憎深いからこその、ルルーシュをその手で。
ナイトオブゼロ=仮面の騎士とは、よく言ったもの。

そしてスザク自身も、ルルーシュのその命のままに
重き願いを一身に受け、残る人生をすべて世界に捧げる
ことを誓う。犠牲となった数多の命の重荷が加わった、その命。


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ユフィや多くの人々のための復讐だけじゃない。
まるで暗黒の太陽の如く燃え盛る、この哀しくも
熱き魂の行き場を与えてやれるのは自分しかいない。

彼を救えるのは―いや。
ルルーシュの嘆きも願いも、自分がすべて受け止める。
その思いのすべてを... ゼロという仮面の記号によって。
すべてを無に帰すための。それがための「ゼロ、レクイエム」。
(この二人のストイックな関係が凛々しくてたまらん)


本当はただ、妹ナナリーとの幸せな日々を希っただけだった。
けれどその怒涛の人生は、そのささやかな願いでさえ、
叶うことを許さず、ただ矢の如く熱く疾走り抜けた。


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「撃っていいのは、撃たれる覚悟のあるやつだけだ」

今更ながら、この台詞が鮮やかに脳裏によみがえる。
ルル自身がその重さを最初から自覚していたかどうかは、
定かではないが、それでも怒涛のステージを駆け抜けるうち、
彼はすべてを悟ったのかもしれない。己の着けるべき唯一の決着を。

実にセンセーショナルにして、鮮やかなる終幕。
なんという美しくも、潔い結末の迎え方。しかし、
あの最後の瞬間のフラッシュバックはちょっと泣ける...
(一寸ベルばらラストとか思い出した...)


だが"ゼロ"とは同時に、「はじまり」をも意味する。
ルルーシュとスザク一世一代の終幕のステージによって、
再び世界は息を吹き返す。まさに死と再生の物語...
(やはりルルーシュを象徴する星、冥王星テーマだなぁ...)


"悪逆皇帝"ルルーシュの死は、生き残った者たちに、
新しい世界を拓(ひら)かせる。日本国の首相となる扇。
そしてゼロ、シュナイゼルを従えたナナリーもブリタニアの要人に。
(でもルル死でギアスが解けないのかどうかが気掛かり...笑)

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千草ことヴィレッタも、ネリ様に「世の中出世だけではない」
とかなんとか言われつつも、ちゃっかりファーストレディか(笑
ま、愛する旦那様とお腹の子供だけで十分幸せでしょうけどね。

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それはともかく...


今生の別れ、最愛の兄の死の間際、まさに
その瞬間、ナナリーはその真意、すべての思惑を知る。
「愛しています、お兄様!」けれど、その叫びも虚しく...


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もっと早くに知っていたら、こんな別れ方をせずに済んだ?
そう、ルルーシュがゼロであると、もっと早く...

けれど、その反逆の物語こそが、今目の前で流れる
血潮こそが、兄ルルーシュの真心の証であった。
だから、自分は... その想いを決して無駄にしない。



シュナイゼルにも「ゼロに仕える」という、立派な御役目が...
無駄に殺さず、きちんと役割与えられていて、なんだかほっとした。
(あのギリシア風orローマ帝国風の奴隷ルックには正直吹いたがw)

C.C.曰くゼロの中のルルーシュの本質を
真に理解していたという、神楽耶様も素敵でした...

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カレンはカレンでめでたく(活発モードでw)学生に戻り、
ルルーシュや仲間達との日々を回想する日々を送り...


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ルル(騎士団ゼロ含め)やスザクなどと関わった部分も
大きいだけに、きっと感慨深いだろうなぁ彼女としても。
(最後スザクとの決着もついたようですしね)

まさかのジェレミア&アーニャの二人はこちらも仲良く(笑
悲願のオレンジ農園(爆)を、これも今でこそ堂々と
営んでる姿なんかに和みますなぁ、よかったよかったw


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そしてあてのない旅に出たC.C.は、その旅の空で
天国にいるはずのルルーシュに一人語りかける。
ルルーシュ、お前は決して「孤独ではなかった」と...


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C.C.としても、ルルとは絆以上の絆を築けたんじゃないかと。
だから、笑って見送ってやれるんだろうな。うーん、魔女の貫禄(笑
(単に愛し愛されたいという関係じゃないんですねぇ、ルルC...)


なんだか本当に哀しいんだか、嬉しいんだか分からない
ような、素晴らしい風呂敷のたたみ方だったなぁ...

確かにルルーシュについては、ギアスの対価ということで、
やはりその最期は避けられないとは思っていましたが、その点、
主人公だからと全く特別扱いしない(いや、だからか)スタッフ、
いえ、とにかく鬼畜谷口(爆)あっぱれってことですか。


予想が当たっていたナナリー皇帝(100代にして新たな歴史を刻む...か)
というのはともかく、ある意味ルルーシュも、カレンやミレイ、リヴァルらの
胸の内で(涙)学生のアイツのまま...というのは当たっていたかもしれない。
どちらにしても、シャーリーやユフィの待ってる、あちらの世界で幸せに。


正直ギアスの疑問(術者が死んだら消えるんじゃ?)とか、
再登場の噂もあった、ルルパパンママンはー?とか、
ツッコミどころ色々あるけど(笑)↑本当に特にマリアンヌ様、
ルルナナ母として、あのままじゃなんだか悲しいですよぉ...w
なんとかDQNな性格は許して差し上げられますが(苦笑
(この辺後日談としてドラマCDやなんかで補完きぼん)


けどでも、その過去への執着(Cの世界でのこだわり)があったからこそ、
まぁルルーシュは自分自身を貫き、生き抜くことができたんだけど。
(それでも理想としては最後、和解して欲しかった...)

"砕け散った夢を 明日の果てに響かせるように"(by.FLOW)

まさにルルーシュの命は、その生き様は、
明日への道標そのものであったと。確かに、
自分自身の命はあの日、約束通り終幕を迎えたけれど...


でも、確かに人々の明日を紡ぐことができた。
様々な人々の想いを胸に...ルルーシュは永遠に生きる。
過去に支えられ今日という日を駆け抜け、明日に散った彼は、
とても幸せだったのかもしれない。白と黒、まさにセパレートではあったけど。

悪を成し、だからこそ正義をも成す。
悪として名を刻み、だが愛を人々に遺して去ったルルーシュ...
本当にルルーシュは最後まで"ルルーシュ"でした。
潔し、その美しき生と死の舞台に魅了され、駆け抜けた二年余。
はぁ。本当にあっという間だったなぁ...


サブタイトル、FINAL TURN 「Re:」は、
まさしく「リターン」のReだったのかもな。
(もしかしたら、R2のRにも掛けてある?)
ギアスの「対価、代償」の意味は勿論のこと、
ギアスは色んな「Re;」を返してくれた。

そんな実に小気味よい作品、そして最終回、だった。


確かに多少詰め込みすぎで消化不良も否めない
二期でしたが、まぁこれからDVDやらドラマCDやらで
(勿論、これまでの一期見直し含め)じっくりと
脳内補完することにしますか...ありがとギアス(笑

色んな意味で伝説になったな、ルルーシュ。
正直あんまり好みではなかったけど(笑)堪能させて貰ったよ...
(ほんにルル射手座!な物語だったなぁ...)





コードギアス 反逆のルルーシュR2 O.S.T.2
JVCエンタテインメント
2008-09-24
TVサントラ

ユーザレビュー:
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この記事へのコメント

ラタス
2008年10月05日 21:30
こう褒められると、批判的なコメントはしづらいのですが、
私的には、
ル ル ー シ ュ は 実 は い い 人 で し た
で完了。

特に言うことはありません。当初のピカレスクロマンとの方向性はどこにいったと小声で。

その昔、谷口監督が『リヴァ』で主人公が中盤で死んだ後のストーリーをシュミレーションしたことがあった、人は死んで何かを残すということもあるだろうと、インタビューで話していたことを思い出しました。今回はかねてからやりたがった主人公が死んだあとエンドをやったと見ることもできますが、その結果はご覧の通り。

谷口監督の次回作に期待します。
lucam
2008年10月08日 02:38
さて、どうなんでしょう。でも、ピカレスクの末路、行く末って大概あんなもんじゃないかと...因果応報、潔く、と。(あくまで利己的に悪を極めた?デスノ月のような最期をお望みでしたら...ってことになるだろうしw)

そう考えたら、ルルは十分幸せだと思いますね。何しろ監督曰く「(隠し)テーマは愛」だしなぁ(笑 その出発点である所の目的自体が、最愛の妹を守る、であるのだし...

>人は死んで何かを残す
それは本作に何を求めていたかで、人それぞれ評価の分かれる所でしょうね。個人的に以前から言ってましたが、善悪というのは紙一重。ましてやルルーシュは極悪非道を極めた末に...ってことだと。結局、皆が幸せになれないラストというのは救いようがない。だからこそのゼロレクイエム... これほど注目浴びたヒット作で(エヴァ並のw)後味の悪さは正直キツイでしょう(苦笑)まぁそれはそれで後世への語り草の伝説になるかも、ですけど。
lucam
2008年10月08日 03:07
本文中でも述懐してますが、
『撃 っ て い い の は 撃 た れ る 覚 悟 の あ る や つ だ け だ』

まさにルルーシュのこれまでの行動原理は、この逆説真理に尽きるのではないかと...(そうでなければ、ただの小物ってことですよっ)

その意味で彼というのは、まさしく谷口仕込みの「漢」だった... 個人的には、それで十分百点満点ですね。

波美里
2008年10月08日 18:32
ゼロレクイエムは北斗の拳を彷彿とさせましたね。
ルルーシュはバランみたいな事がしたかったのか…
つーか、ラオウも乱世を暴力で治めようとしたけど、人を最期に救うのは、暴力ではなく愛だとわかっていて、自分が倒される事を望んでたような…
(隠し)テーマは愛ってこういう事だったのかーとw

>ピカレスクの末路
まぁ、確かにあんなもんつーか、こういう風にしとけばピカレスクっぽいだろう、みたいな安易な発想で作ったような気がしますね。
ギアスがきっかけでピカレスクロマンってジャンルに興味を持ったのに、こんな事言っちゃなんですが昔の映画をしってるとあまり褒められたラストとはいえないと思います。

>撃っていいのは
しかし、第一期の最終話でサクラダイトで身を守りつつ、スザクを撃とうとしているような一貫性の無さが…
lucam
2008年10月12日 13:12
北斗のことは全くわからないので(笑
そりゃギアスやアニメ程度でw
という認識で監督自身も作ってたと思いますよ。だから今時の若者向けの娯楽作なんだってばw
確かにそれ以上でもそれ以下でもないけど、それでも作品に魂込めようとしてた頑張りだけは認めたいと思いますね。まだ何かありそうな気はしつつ(笑)とりあえずお疲れさんでした、と。

>一貫性の無さ
その辺が所詮ヘタレルルモードの
ぴかれすく。なんでしょうよw
波美里
2008年10月16日 18:13
昔の映画ってギャング映画ですよ(笑)
西部劇なんかも娯楽に徹してるようで、意外とストーリーはしっかりしてるし、覚悟というものをちゃんと描けているし、
娯楽作でもバカにできないもんだと思ったんで、つい。

>ぴかれすく
北条司の漫画で「八つ当たりは卑怯者のする事」とか言う台詞があったんですが、ルルは勝つために手段を選ばない卑怯さはないのに、何かあるとすぐ他人に八つ当たりしますからね。
そんなだから第一期の最終話のあれも、スタッフの意に反してただのマジボケに見えてしまった気がするw

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